M2の板垣です。
先日8/21~23に大分県佐伯市と宮崎県延岡市にて調査を行いました。
21日はまず佐伯市歴史資料館を視察した後、佐伯市立佐伯図書館にて、佐伯市歴史講座に参加しました。
今回の講座の題目が「南海トラフと宝永地震と安政の大地震」というテーマで、過去に佐伯市を襲った地震・津波についての内容でした。
過去に別府湾が震央となった慶長豊後地震で瓜生島が水没したこと、 宝永地震、安政地震で佐伯市に津波が襲ったこと など、現在の研究テーマにドンピシャの内容で、とても勉強になりました。 講座を受けている方もみなさん勉強熱心な方々ばかりで、私たちの疑問に答えてくださりました。
22日は米水津の歴史を知る会の方と、佐伯市役所米水津振興局の方にお話を伺いました。
前日の歴史講座の内容も踏まえてさらに深く内容をお伺いしたり、地域の歴史や特徴などを教えていただきました。 宝永地震と安政地震の津波被害が大きかったことが古文書よりわかったことが、その後の地域の防災に影響を与えたようです。
米水津振興局の方からは、米水津地区の防災対策について、パワーポイントで解説してくださりました。
そのうえ、宮野浦の採石場跡地にある、地域の方々の避難場所に案内してくださりました。
地域住民の秘密基地・・・といった感じで、みんなで活動しながら手を動かしながら完成した場所、という印象です。コンテナや倉庫は購入したり寄付で設置したそうです。
そのまわりの屋根や柱は近くの防潮林を使っていて、近所の大工さんたちがこだわって作った空間だそうです。倉庫の中もすごく充実していました。
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しかも周辺に寄付された桜も植えられていて・・・。避難場所じゃなくてもう憩いの場ですね。すごすぎる。
23日は北浦や延岡をドライブしながら、延岡について理解を深めていきました。
3日間のまとめ
ヒアリングに協力してくださった方々に感謝です。 今後も現地に入り研究を進めていきます。
そしてその後延岡出身であるぽるぽる(河合)と合流し、彼女の研究対象地である熊本へ行きました。
熊本の地震後の様子を見ながら、大分や宮崎の沿岸の防災について考えを巡らせていました。
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